【不登校体験談】病院に行ったから解決!?立ちはだかる出席日数の壁【統合失調症】

不登校

こんにちは、えびちゃんです!

前回の記事で都道府県立の大きな精神病院を受診し、

統合失調症と診断されたことをお話ししました。

その際リスペリドンというお薬も処方されました。

今回は、実際に病院に行った後の学校の対応とえびちゃんの生活についてお話ししようと思います。

最後までぜひ読んでいってくださいね!

学校の対応

診断書の提出でできるようになったこと

統合失調症と診断されたえびちゃん。

先生に診断書をもらうことができました。

その診断書でできたことは保健室登校が認められる、ということだけでした。

ただ学校に行けない段階では、保健室登校に切り替えることはできず、

必ず診断書がなければダメという学校でした。

これは学校にもよると思いますが、そのような学校も多いのではないでしょうか。

特に高校であれば義務教育ではないため余計にハードルが高いように感じます。

そうしてえびちゃんは保健室登校ができるようになりました。

保健室登校

保健室には養護教諭の先生と、週に1回ほどスクールカウンセラーの先生が来てくださることになっていました。

基本的に始業の時間より遅く、だれも登校しなくなった時間帯を狙って登校し、

授業時間は保健室の隣にある空き部屋で休んだり、先生が個別に来てくださって勉強をしたりしていました。

でも先生が来ることは本当に稀で、ほとんど空き部屋のソファで横になっている時間の方が多かったです。

私の場合、制服を着ている高校生というだけで強い拒否反応である妄想や幻聴が出ていたので

基本的に生徒が行きかう時間は空き部屋から出ることはできませんでした。

先生が融通を聞かせてくれて友達が来てくれることもありましたが、

当時は人と話すだけのエネルギーがなく、すぐに疲れてしまっていました。

 

親への対応

私の母に対してはスクールカウンセラーの先生との面談が設けられていました。

私とは別の日程で予定を組み、先生と今の状況について1時間ほど話していたそうです。

母にとって自分の子供の不登校相談ができる場はほとんどなかったので貴重だったと話しています。

しかし、相談したからと言って根本的な解決につながることは少なく、

一度話してすっきりしたとしても、その翌日には実際に学校に行けない娘の姿を見て悶々とする、

という生活だったと思います。

大きく立ちはだかる出席日数の壁

保健室登校になったからと言って出席日数にカウントされるとは限りません。

私の場合、ただ保健室登校が認められただけで出席日数のカウントにはなりませんでした。

そのため、特に特別活動、学校によって異なりますが

講演会を聞いたり、学園祭や課外活動をしたりといった小学校でいうところの総合的な学習の時間が

すぐに出席日数が足りなくなってしまいました。

そのため先生に促されて、列の一番後ろで講演会をひっそりと聞いたりしていました。

もちろんまともに講演が聞けるような精神状態ではないため、ただその場にいるだけで精一杯でした。

不登校になった高校生が一番困るのがこの出席日数の壁だと思います。

出席日数が足りなくなった時の対処法

学校に頑張って通う

これができれば誰も苦労しません。

でも行くことができないのです。

この解決方法は一番効果がありますが、一番現実味がない方法です。

学校を退学し、高卒認定試験を受ける

高校を卒業したという認定は、必ずしも高校を卒業しなければならないということではありません。

高卒認定試験を受け、受かるという選択肢もあります。

この試験に合格することによって、専門学校や短大、大学などの受験資格を得ることができるようになります。

全部で8から9科目を受けすべてで合格する必要があります。

しかし、一回ですべての科目を合格する必要はなく、合格した科目は免除科目となります。

年に2回開催されるので数年かけて取得することも可能です。

通信制高校に転校する

私が選択したのはこの方法です。

都道府県の主要都市には数多くの通信制高校が存在しています。

私の住んでいる地域は田舎でしたが、それでも4つから5つほど通信制高校がありました。

また近年では、スクーリングがほとんどいらないホームスクーリング中心の通信制高校も数多くあります。

また、登校する頻度を自分で選ぶことのできるタイプの高校や小中学校の復習から手厚く教えてくれる学校など本当に様々なタイプの学校があります。

大学や専門学校とのつながりを持っている学校も少なくなく、指定校推薦などがもらえる学校もあります。

今いる学校では指定校推薦がもらえない人でも、通信制高校なら選択肢が多数あり、

指定校推薦を狙うことができる場合もあります。

 

定時制高校に転校する

最後に紹介するのがこの方法です。

午前の時間や夕方の時間、夜の時間など自分のライフスタイルにあわせて登校時間を決めることができます。

また、高校に通いながらアルバイトをすることが可能であることも魅力の一つです。

しかし注意が必要なのは、学年途中からは転学することができないことです。

例えば2年生の2学期から転校したいと考えても、2年生をはじめからやり直す必要があるので

自分の学年とは1年ずれてしまうことになります。

しかしそれ以外では特に問題はなく、

不登校であっても活動的に生活がしたい人にとっては向いているのかもしれません。

 

いかがだったでしょうか。

病院に行って統合失調症の治療は開始されましたが、

学校として取ってくれた対応は保健室登校のみでした。

高校として不登校について対応してくれるところは多くなく、

やはり退学や留年を迫られてしまうのだと思います。

今回は出席日数が足りなくなった時の選択肢についても書いてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

次回は、実際に通信制高校を選ぶ際のポイントやえびちゃんの新しい学校生活について

お話しできればなと思っています。

次回もお楽しみに!

以上えびちゃんでした。

コメントお待ちしています!

 

 

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